ワードプレスでの海外アクセス遮断について|ECサイト運営備忘録

◆店舗からの相談
『ワードプレスで自社ECサイトを運営しています。商品は国内向けの商品だけで海外発送はしていないのですが、海外からのアクセスが多く、なんなら日本からのアクセスよりも多いような状態です。特に実害があるわけではないのですが、実際のアクセス数と購買数で算出するコンバージョン率に影響するため、正確な分析ができません。日本からのアクセスだけに限定する方法はないですか?』
◆対応策
ワードプレスで海外からのアクセスを遮断するもっとも簡単な方法はプラグインをインストールすることです。
色々なプラグインがありますが、オススメは「IP2Location country blocker」。
訪問者のIPアドレスを元に国別でアクセス制御ができるプラグインです。
アクセスを遮断したい国からの接続を簡単にブロックし、管理画面やページへのアクセスを防ぎます。また、自分のIPアドレスをホワイトリストとして登録しておけば間違って自分からのアクセスをブロックしてしまうことも防止できます。
初心者でも扱いやすくLite版は無料で導入可能です。
シンプルに特定の海外からのアクセスを遮断して、自分のIPアドレスをホワイトリストに登録する場合の手順は下記の通り。
<IPアドレス登録>
1)ワードプレス管理画面→プラグイン→新規追加で「IP2Location country blocker」を検索
2)今すぐインストール→有効化
3)管理画面左のメニューに「country blocker」または「IP2Location country blocker」が表示されるので、その中の「Settings」 をクリック
※データベースとの連携用APIトークンを求められる場合があります。
そのような画面になった場合は、メールアドレスを登録するとトークンが発行されますので、その内容を「API Key」などの項目に貼り付けて保存すればOKです。
4)左メニューの「Backend」を開くと「Whitelist IP addresses」という項目があるので、そこに自分のIPアドレスを入力
※先にページ最上部にある「Enable Backend Blocking」にチェックを入れておきましょう。でないと、入力できません。
※自分のIPアドレスを確認するのは下記にアクセスすることで確認できます
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
5)ページ下部の「Save Changes」を押して完了
<アクセスの遮断>
1)左メニュー「Frontend」をクリック
2)ページ最上部にある「Enable Backend Blocking」にチェック
3)「Block by country」の「Block countries listed below」にチェック
4)ブロックしたい国をひとつずつ入力
※不正アクセスが多い、中国(CN)ロシア(RU)インド(IN)北朝鮮(KP)パキスタン(PK)あたりを登録。
実際のアクセス状況はGA4で確認してください
5)「Save Changes」を押して完了
以上の設定で、不要なアクセスを遮断できます。
弊社ではECサイトに関する様々なお悩みについて解決のお手伝いをさせて頂いております。
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