【2024年版】ヤフーショッピング審査落ち対策|出店審査申込時の注意ポイント
「ヤフーショッピングの出店審査に何度も落ちてどうすればいいか分からない」というお問い合わせがここ1年ほど急増しています。
ヤフーショッピングは出店料が無料なこともあり、出店を希望する方が多く、店舗数は120万店舗と、なんと楽天の約20倍です!
店舗が増えると、質の低い店舗が増える可能性も高くなり、それに伴って購入者が敬遠し始めるという、悪循環が生まれ、ヤフーとしてもそこを放置するわけにはいかず、出店の審査を厳しくせざるを得ないのだと推測できます。
また、無在庫販売に対する規制のほか、2022年以降、Yahoo!オークションストアに出店を希望する場合、Yahoo!ショッピングの契約が必要になったことも、申込時の書類準備の際の混乱などに影響があるのではないかと考えられます。
審査落ちの理由は開示されていないため、確実な方法は分かりませんが、色々と調べた結果、見えてきた対策をまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。
(今回は法人の場合の申請について解説します。個人の場合は必要な書類が違うだけで注意点は同じです)
Contents
Yahoo! JAPAN IDの問題
出店申し込みで一番注意したいのがこの問題です。
とくに、過去に同じIDを利用した際のトラブルの有無です。
例えば、ヤフオクなどのサービス利用時に不正な取引やトラブルがある場合は、確実に審査落ちします。
つまり、Yahoo! JAPAN IDについて、削除措置が過去にされていないことや、利用停止措置が審査時に継続されていないことが第一条件となります。
また、下記のIDは利用不可のようです。
・法人の場合、管理者ではないYahoo! JAPAN ビジネスIDと連携しているID
・Yahoo!オークションストアで使用(出店)しているYahoo! JAPAN ID
(購入しているだけであれば問題ありません)
・法人管理者ではないYahoo! JAPANビジネスIDと連携しているYahoo! JAPAN ID
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/question/
上記に当てはまらない場合でも、利用予定のIDが長期間(1年半以上)使用されていないような場合、ヤフー側で利用停止措置を実施するようです。
ただし、利用中のIDであっても、不正アクセスの可能性を検知した場合は利用停止措置を実施することがあるようですので、IDが利用できるかどうか、申請前に一度、ヤフーショッピングでお買い物をしてみることをオススメします。
https://security.yahoo.co.jp/news/0018.html
もしも、過去にトラブルが思い当たる場合や、利用停止になっている場合は、新たにYahoo! JAPAN IDを取得して申請することが可能です。
お申込情報の入力時の不備
「お申込情報の入力」ページで必須情報を入力して申し込むだけですが、この記載内容の間違いが非常に多いようです。
単純な入力間違い以外にとくに多いのが下記の項目です。
・会社名(株式会社などの表記は企業形態で選択するので、ここには入力しないようにしましょう)
・住所(丁目や番地は、登記簿に記載している通りに入力しましょう)
・代表者情報(店舗の代表ではなく登記簿に記載されている代表者です)
・管理者情報(こちらは別に設定可能ですが、念のため代表者にしておくほうがいいでしょう)
・管理者情報のメールアドレス(Gメールなどのフリーメールや携帯のメールは登録できません。つまりYahoo!メールもNGです)
・決済情報(必ず法人名義または代表者名義のクレジットカードを登録しましょう)
・ストアアカウント(使用できる文字はストア名をローマ字表記したものなど、意味のある文字列のみです。「abc」のように意味のない文字列は使用できません)
・出品予定商材(審査が必要な商材があるので、一旦それらの商材は避けて、無難な商材で申請しましょう)
例えば「雑貨」の場合でも、もう少し具体的に「インテリア雑貨」などとしたほうが良いとのことです。
禁止商材や審査が必要な商材は古物、アルコール類、医薬品、レンタル商材、ブランド品などがあります。
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/question/#question_item
・認証情報(本人確認をSMSで行うため、必ず「管理者連絡先」に入力した電話番号を入力しましょう)
全て入力したら、念のため申込時の画面をキャプチャしておき、審査に落ちた場合に、キャプチャ画像を見直してみましょう。
もし間違いがある場合は、そこさえ修正すれば、再審査で通過する可能性は高いでしょう。
書類審査時の不備
出店申し込み後、審査に通過すると、2~5日で「本人確認書類提出に関するご案内」というメールが届きます。
メール記載の書類提出フォームURLを開き、書類を提出します。
主な提出書類は、登記簿謄本、納税証明書や公共料金領収書、代表者の身分証明書になります。
詳細については下記ページをよく確認してから申請して下さい。
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/identification
※書類は、出店申し込みの審査に通過した場合に提出するのですが、申込時の入力情報と、提出書類の内容が違っていると書類審査が通過しない、ということになるので、出店申し込み前に書類を準備しておくことをオススメします。
書類を提出する際の注意事項があり、これを守らないと審査落ちします。
よくある間違いは下記のような点です。
・出店申込時の入力内容と異なる場合(法人格、住所、代表名など)
・指定の書類ではない場合
・ファイル形式(JPG、GIF、PNGのみです。PDFは対応していません)
・ファイル容量は10MB以内です(ページ数は10ページまでです)
・書類がしっかり読み取れるようにしましょう(反射や影、不鮮明、破損などがないように)
・書類は原本の撮影データで(コピーやスキャンはNGです)
一度審査に出すとやり直しが出来ず、間違いに気付いた場合は、審査結果を待つしかありません。
また、何かひとつでも基準を満たしていない場合は審査落ちとなります。
(修正箇所を指摘してくれる、というような対応はしてもらえませんので、審査落ちの場合は、再度、出店申し込みからやり直す必要があります)
その他注意しておいたほうが良いとされる項目
ヤフーの出店審査について掲載しているページを見ると下記のような注意点もよく記載されています。
これらは真偽の程は定かでは有りませんが、参考までに案内しておきます。
出店申し込み時に入力する売上高の記載がない、または少ない
こちらは任意なのですが、実績があることで審査時の信頼性が増すとのことです。
ECの売上がない場合でも、実店舗などの売上を記載しておくほうがいいそうです。
LYPプレミアム会員の登録
Q&Aにはプレミアム会員登録は必要ないとありますが、これも信用度が増すので、登録しておいたほうがいいようです。
申込みを行う際のIPアドレス(ネットワーク)
もし過去にヤフー上の取引で何かトラブルがあったため、Yahoo! JAPAN IDを新たに取得して申し込む場合でも、トラブルがあった際のIPアドレスで申込みを行うとNGになる、という記載がありました。
出店審査申込みを夜中に行った
日中以外の審査はシステムで自動的に対応しているため、平日の日中に申し込むほうがいいようです。
電話がかかってきたときに不在
審査が終わると本人確認のための電話がかかってくるので、その電話に出られない場合、審査に落ちるという説があります。
審査後7日以内にかかってくるようなので、その間は電話を離さないようにしておきましょう。
ヤフーから届く郵便物が確実に受け取れるようにしておく
審査途中で書類が届くようですので、その書類を受け取れる状態にしておく必要があるようです。
ヤフーショッピングの出店審査が終わると、次は開店審査があります。
こちらは手間暇がかかりますが、根気よく取り組めばなんとかなる作業ではあります。
審査通過後、開店審査の手順などの案内が届きますが、慣れていない人にとってはかなり億劫になる内容ではあります。
また、ヤフーショッピングで用意しているマニュアルが非常に分かりにくいという話をよく聞きますので、弊社の方でわかりやすくまとめたページを作成しました。
出店審査に通過したら、下記ページを参考に開店まであと少し頑張ってください!