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Yahoo!ショッピング|クーポンを活用した販売促進徹底研究

ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル

クーポンを活用した販売促進について、具体的な事例を交えて、実践的な活用方法を解説します。
クーポンにはモールクーポンとストアクーポンがあり、モールクーポンはYahoo!が原資を負担するクーポンで、ストアクーポンは店舗が負担するクーポンです。
ここではストアクーポンについてのみ解説します。

ヤフーショッピングのクーポン発行ツール

ヤフーショッピングでのクーポン発行ツールは、「通常配布型(ストアクリエイター)」と「ストアーズR∞(ストアーズRエイト)」の2つのツールに分類されます。

●通常配布型(ストアクリエイター)

特徴としては、公開型、非公開型両方の発行が可能なことです。
そのため、例えば、LINEのお友だちお礼クーポンやレビューお礼クーポンなどで利用できます。
なお、ターゲットの設定は出来ません

クーポンを発行するには、ストアクリエイタートップの左メニューから「クーポン」をクリック後「クーポン設定」または「クーポン新規発行」をクリックします。
クーポン新規発行画面が開くので「必須」となっている項目をすべて入力します。
あとは、クーポンの目的に合わせて、値引き額、利用期間、併用可否、利用可能回数、利用条件を設定して発行します。
クーポンの有効期間は最大で90日までの設定が可能です。
なお、クーポン画像ファイルの登録は必須になりますので、クーポンを登録する前に、クーポン画像(600×600)を作成して、画像管理の「追加画像」に保存しておき、そのファイル名をメモしておくほうが良いでしょう。

ストアーズR∞(ストアーズRエイト)

CRM(顧客育成)ツールとして、ターゲティング機能のあるクーポン発行ツールです。
プロモーションパッケージに加入またはPRオプション1%以上を設定している場合に利用が可能になります。
ストアクリエイターのクーポンでは出来ない、未購入者限定や、過去の購入回数1回の方限定、LYPプレミアム会員限定など、セグメントした発行が可能です。

ストアーズRエイトでクーポンを発行するには、ストアクリエイターの上部ナビゲーション「集客・販促」をクリックし、「販促(追加機能)」→「STORE’s R∞」をクリックします。
初回利用の際は規約に同意してログインを行います。

ストアーズRエイトログイン
ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル

ストアーズRエイトには様々な機能があるため、詳細は、ストアーズRのサービスを提供している「バリューコマース」のページで確認して下さい。

https://shopping.valuecommerce.ne.jp/r8/?utm_source=valuecommerce.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=corporate_top

クーポンの目的から発行方法を解説

●新規顧客の獲得

新規顧客つまり、これまで購入していないお客様だけに発行するクーポンは「ストアーズRエイト」を使って発行することが可能です。
次回購入時ではなく、今回のお買い物で使えるので、例えばオリジナルの化粧品など、見た目では分からないような商品の場合に、初回限定お試し割引として使用する際にオススメです。
ターゲティングする場合、もっとも簡単なのは「一括定期キャンペーン」として「未購入者」限定のキャンペーンを選んで条件設定することです。
他にも、カスタムで手動登録すれば、最後にアクセスした日から経過した日数や、特定の商品にアクセスした人限定などの条件設定も可能です。

ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル

●リピート促進(過去購入実績問わず購入の度に発行)

購入して頂いた方に、次回の購入時に使用できるクーポンを発行します。
ここで注意が必要なのが、楽天の場合だと、初めての購入者限定で発行できるのですが、ヤフーの場合は、購入する度に発行されます。
初回限定であれば、少し大きめの割引でリピートを促進するのもいいですが、常に発行されるとなると、あまり大きめの割引で発行するわけにもいかないので、注意しましょう。
発行には、ストアクリエイターのクーポン発行ツールで「サンキュークーポン新規発行」を選択して発行します。
クーポン発行ページの最上部に「掲載メール」という項目があるので、その「注文確認」と「シナリオ」の両方にチェックを入れておきます。
そうすると注文確認メールやシナリオメールでクーポンの情報が自動的に記載されます。
それともう一点注意が必要なのが、サンキュークーポンの期間を設定すると、その期間が終了するまで次のクーポンが発行できないことです。
つまり、クーポン期間終了のギリギリでクーポンを獲得した場合、有効期間が短いクーポンが発行されてしまい、クレームになりかねません。
もし、そのようなタイミングで購入があった場合は、別途非公開クーポンを発行して、直接、クーポンの案内メールを送るなどの対応も検討しましょう。

ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル
ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル

●リピート促進(過去購入実績あり限定)

過去に購入実績がある方へのクーポンは「ストアーズRエイト」を使って発行することが可能です。
「一括定期キャンペーン」を使えば「ソフトバンクユーザーで1回購入」、「2回購入」のほか、「LYPプレミアム会員で1回購入」、「2回購入」の設定が簡単です。
カスタム登録の場合は、「◯日から◯日の間に購入」「◯回以上購入」「◯円以上購入」「特定の商品を購入」など、様々な条件を組み合わせて発行することが可能です。

ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル

●客単価アップ

ストアクリエイターの通常配布でも、ストアーズRエイトを使った発行でも、「注文金額が◯円以上購入」または「注文個数が◯個以上購入」で◯円オフのような設定を行うことが可能です。
注文金額は平均客単価を基準に、少し上乗せした金額を条件として設定します。
注文個数を条件にする場合は、もともと客単価が低い日用品など、まとめ買いに適した商品で効果を発揮します。

●転換率アップ

クーポンの一番の目的は転換率アップです。集客にも多少の貢献はしますが大したそれほど効果は望めません。
転換率を上げる場合、大きな割引をすれば、当然、転換率は上がりますが、利益率は下がります。
その匙加減がポイントになりますが、ここに正解はありません。
まだお客様が定着していないような店舗であれば、多少無理してでも大きな割引が必要な場合もありますし、通常時と、5のつく日などのイベント時での条件の変更も必要ですし、ライバルの動向にも注意しておく必要があります。

●LINEお友だち追加お礼クーポン

ストアクリエイターのクーポン発行ツールで新規発行をクリックすると、発行画面の一番上に「LINE限定設定」という項目がありますので、その「LINE限定クーポンに設定する」にチェックを入れます。「表示」「非表示」の選択も可能で、基本的には「表示」にチェックを入れておきます。
(表示にすると、商品詳細欄に友だち追加キャンペーンの情報が表示されます)

ヤフーショッピングクーポン発行マニュアル

ストアクリエイターでのクーポン発行が完了したら、クーポンURLをコピーしておきます。
その後、LINEアカウントのほうで、「あいさつメッセージ」にクーポンURLをペーストします。
LINEで友達になってくれた方には「あいさつメッセージ」が届きますので、そこでURLをクリックするとクーポンが獲得できるようになっています。


●レビューキャンペーンお礼クーポン

「レビュー記入で次回お買い物に使えるクーポンプレゼント」を行う場合、ストアクリエイターのクーポン発行ツールで、非公開にして発行します。
レビューキャンペーンの実施方法については下記ページで詳しく解説しているので、そちらをご参照下さい。


クーポンを活用したキャンペーン例

●特定の商品の販売実績を上げたいときのクーポン

特定の商品で、在庫を処分したいとき、ランキング入賞、レビューを集めたいときは、商品別のクーポンを発行することが出来ます。例えば、アクセスはあるのに売れない商品や、お気に入りに登録されている商品でクーポンを発行することで、購入の後押しになります。

●イベント開催前後に時間限定で大きめのクーポンを発行

PayPay祭などのイベント時に、イベント直前から数時間限定のクーポンを発行して、スタートダッシュで売上を作りランキング入賞を狙います。
その際、クーポンの発行枚数の上限を設定することで、クーポン利用率が高まります。
また、商品を特定して、割引率を高めると、ランキング上位も狙いやすくなります。

●シークレットクーポン

ページの様々な場所に、クーポン獲得のためのバナーを設置します。そのクーポンを宝探しのように発見してもらい、バナーをクリックするとクーポンを獲得できる、というキャンペーンです。
いくつかの割引額のクーポンを作成しておくことで、ページの回遊率も高まります。
また、せっかく見つけたクーポンなので、利用率も高くなります。
定期的に実施することで、リピート率も高まりますし、子供向けの商材であれば、子どもと一緒に探してもらうことで、店舗のファン化にもつながります。

●店舗にとっての記念日に1日限定でクーポンを発行

例えばペットショップであれば「犬の日(11月1日)」限定クーポンを発行します。
他にも、「コーヒーの日(10月1日)」「米の日(8月8日)」など、ジャンルごとに様々な記念日があります。
どんな記念日があるのか、下記ページで見つけることが出来ます。

https://zatsuneta.com/category/anniversary.html

●早割クーポン

新米や旬がある食材など、予約商品で使えるキャンペーンです。
超早割、早割、と徐々に割引率を下げていくことで、早めの注文を確保することが出来ます。
ただし、有効期間はあまり長期にならないように注意が必要です。
例えば、発送開始が6月の場合に、4月に1ヶ月の超早割10%、5月に1ヶ月の早割5%とすると、それぞれの期間が長すぎて間延びしますので、そんな場合は、10日程度で刻んで、最初の10日は10%、次は8%のように、徐々に割引率を下げていくことがオススメです。

●タイムセールクーポン

時間限定のクーポンはもっとも購入率を高める施策になります。
タイムセールを実施する場合、ターゲットによって時間の設定を変えることで効果が高まります。
例えば、主婦であれば午前中や夕方など買い物の時間帯、学生なら、学校が終わる3~6時頃、会社員なら、退社時間の夕方や飲み会が多くなる週末、ファミリー層なら家族での外出が多くなる休前日または土日祝日が狙い目です。

その他クーポンの発行時に知っておきたいこと

●景品表示法について

景表法で、景品(クーポン)の限度額が規定されています。
取引価額が1000円未満の場合、景品類の最高額は200円です。
取引価額1000円以上の場合は、景品類の最高額は取引価額の20%までとなります。

●商品券について

クーポンとの違いは、原資がストア負担ではなくモール負担で、モール全体で使える決済手段であることです。
値引きではないので、お買い物時の全額に使用することが出来ます(お釣りは出ません)し、クーポンとの併用も可能です。
ヤフーのキャンペーンのタイミングで発行され、発行されている場合は商品ページなどで表示されます。

ヤフーショッピング運営で取り組む施策はクーポン以外にも色々とあります。
下記ページではヤフーショッピング開店直後の店舗が取り組むべき施策を優先順に紹介しています。


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